sponsored link

季節・時間要因・市場の癖について

ここでは、FX取引をするうえで

なくてはならない基本的な情報について書いていきます。

具体的には、

1,季節要因

2,時間要因

3,市場のクセ

についてです。

 

今更こんな当たり前のことを聞いても意味が無い、

と思う人がいるかもしれません。

しかし、ここで説明する知識は基礎的なものではありますが、

だからこそ私達が常に把握しておかなければならない情報なのです。

 

1、季節要因を把握しておく。

マーケットには、

経済のサイクルからくる「季節要因」や、

理由はハッキリしないものの、

こうなる傾向がある。とされる「アノマリー」

というものがあります。

 

たとえば、

3月〜5月は米株が上昇しやすいとか、

5月に天井を付けて下げやすいとか、

こうした季節要因やアノマリーを知らずに

テクニカルだけを使って取引を行っていると、

上がり続けていると思って買ったところが天井だった、

などという事態になりかねません。

 

トレードの知識や経験が積み重なってくると、

たとえ値が上がっていて、

テクニカルも上向きだったとしても、

そろそろ天井になりやすいなと警戒することができますし、

知識と経験が多ければ危険を回避することもできます。

 

季節要因やアノマリーは1年を通じて存在するので、

事前に情報を調べておかないと、

なかなか即座に対処するのは難しいものです。

 

そうした意味でも、

投資は長く続けていくことで

徐々にトレードが上達し、

雪だるまを転がすように種銭が少しずつ大きくなり、

そして継続することで、

将来的に大きな利益が得やすくなるのです。

 

 

2,時間要因について

季節要因は1年を通じての話ですが、

1日の中にも「時間要因」というものがあります。

 

FXは24時間取引可能であるため、

いつでも同じように取引ができると思いがちですが、

時間帯によってはマーケットのおもなプレーヤーは変わってきます。

 

そして、それによってマーケットの特性に違いが生まれます。

これが時間要因というものです。

 

まず、日本時間の6時〜8時は

東京の金融機関も始業していない時間帯で、

「シドニー・ウェリントン市場」での取引となります。

 

取引参加者が少ないため、

ちょっとした事で大きく値が動きやすく、

自動売買のプログラムを用いて取引する人の中には、

この時間帯だけはプログラムをオフにする人もいるくらいです。

 

次は10時前、

9時55分に日本の銀行が

その日の店頭での為替取引の値段である仲値を決めます。

 

銀行で外貨預金をしたり、

両替をしたりする場合はこの仲値で取引されるため、

ここで出る値段の前後で相場が動きやすくなります。

 

そして15時、

東京株式市場が終了する時間が

「東京オプションカット」です。

 

株価との連動が強いときはもちろん、

そもそもこの東京株式市場の6割が

外国人であるためこの時間の株と為替には関連性があります。

 

16時〜17時には為替取引全体で

40%近くを占める「ロンドン市場」が始まります。

 

欧州市場を含むロンドン時間がFXで一番活況があり、

ここから深夜1時か2時ぐらいのロンドン市場で、

特に大きな動きができやすい時間帯です。

 

また、深夜1時には、

「ロンドン・フィキシング」と呼ばれる、

ロンドンにおける金やオプションの締めがあるため、

マーケットが動きやすくなります。

 

この後、マーケットはNY時間がメインとなり、

午前7時のNYクローズまで米国やカナダの動きが中心になりますが、

私たち日本勢にとっては真夜中なので

参加しにくい時間帯かもしれません。

 

このように、

24時間世界のどこかしらで動いている為替市場だからこそ、

FXは24時間取引が可能ですが、

それぞれの時間帯の背景により

取引に参加するトレーダーの層だけでなく、

そのマザーマーケットや動く要因も違ってくるのです。

 

市場の癖

FXだけに限りませんが、

金融市場には癖となる動きがあります。

特にFX市場では、

「大きなトレンドが発生するとそれが続きやすい」

という癖があります。

 

2012年11月に民主党・野田内閣が

解散した後の総選挙で与党となった

自民党・安倍総裁が主張したアベノミクスは、

当時のドル円と株価に大きく影響し、

2013年5月まで続く大きなトレンドになりました。

 

こうしたトレンドができ、ドル円が上昇する局面では、

多少下げる場面があったとしてもマーケットは上昇が続きます。

こうした動きがまさに

「大きなトレンドが継続しやすい癖」といえます。

 

また、逆にあまり動かない、

凪のような相場のときに突然値を上げたり、

急落したりすることもあります。

 

こうした状況は先ほどのアベノミクスのように

日足や週足単位で大きくトレンドになっている場面ではなく、

1時間足や15分足など短い時間足で

値動きが膠着している場面で起こりやすい動きです。

 

このように、

「理由もなく突発的に起こる値動きは、

その後修正されて元の凪のレベルに戻る癖」

もあります。

 

ほかにも、

「買われて値を上げたらさらに買われてトレンドが続く癖」

「急に買われて値を上げたが、すぐに下げて修正される癖」

が見られますが、

それがどういった状況の際に起こるのかというのは

経験を積まないと判断が難しいでしょう。

 

こうして経験によって判断できることを、

チャットや一定の要件でシステム的に

判断しようと試みる人もいますが、

為替市場はそんな簡単な構造ではありません。

 

市場の癖に慣れるには、自分自身が経験を積み、

かつ経験豊富な人の意見を参考にしていくことが

一番の近道です。

 

現在のトレンド状況で勝ち続けられたとしても

自信過剰になっては、

経験したことのない市場の癖に足元をすくわれます。

情報を先に入手して設けるという発想はやめる!

「投資に役立つ情報を誰よりも先に入手する方法はないのか?」

と考える人がいますが、

それはちょっと無理な話です。

 

このような情報はまず英語で配信され、

日本の情報配信会社で日本語に翻訳され、

さらに投資会社に配信されてから

最後に私達が見ることになるからです。

 

ヘッジファンドや銀行のディーリングルームでは、

最初の英語の情報が出始めた時点で、

まるでクイズの早押しのようにプロがアクションをおこしています。

 

また、最近はこうした情報として表示される単語に反応して、

自動的に取引をするプログラムも使われており、

個人投資家がそう簡単に太刀打ちできるレベルではありません。

 

そもそも、こうした情報を先に手に入れて儲けるという

インサイダー体な発想自体をやめたほうがいいでしょう。

 

他人より早く情報を仕入れるよりも、

すでにある情報をいかに分析するか、

そして分析する力量をどれだけ身につけられるかが重要ですし、

 

そうしたスキルを今後の投資生活でも

ずっと活かすことができます。

 

このようなスキルを実際に身につけ、

海外で生活しながら投資生活を送っている人というのも

一定数存在しているのは事実です。

ファンダメンタルズ分析でわかった気になる危険性

投資で収益を残すためには、

マーケットの値動きを予測することと、

ポジション管理・資金管理でいかに損失を少なく、

利益を大きくするかが大切です。

 

これは数多くの儲かっている投資家の方々が共通して

実践している方法であるため、投資の王道と言っていいものです。

 

ここでは、マーケットの方向を予測する方法や

分析手法を紹介し、

その上で初心者や負けるトレーダーがハマってしまいやすい点も

上げていきます。

 

まず、マーケット分析についてですが、

大きく分けて、

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析があります。

 

ファンダメンタルズ分析、

「経済の基礎的要件」などと訳されますが、

 

ファンダメンタルズについては、

その分野が成長したり、

衰退したりする基礎的な条件

くらいにイメージしていれば大丈夫です。

 

例えば株式の取引においては、

個別企業のファンダメンタルズが重視されます。

 

A社の業績がいいとか、B社で画期的な開発が行われているとか、

C社の資本政策が変わる、などといった

各企業や業界に関する情報が

「ファンダメンタルズ」であると考えて下さい。

 

では一方、為替市場における「ファンダメンタルズ」とは

一体どのようなものなのでしょうか?

 

FXに影響を与える「ファンダメンタルズ」は、

各国中央銀行の金融政策や中央銀行総裁の発言、

または金利動向、各国GDPなど、

マクロ経済といわれる分野のものです。

 

そうはいっても、

社会科でチラッと習ったかも・・・

といった程度の分野の知識を、

個人投資家が簡単に理解できるわけではありません。

 

パッと見ただけでいかにも難しそうです。

中央銀行(日本では日銀)は銀行の銀行であることや、

貨幣発行体などといったことも大昔に習ったような気がしますが、

実際にFXを始めたとき、私はほぼ覚えていませんでした。

 

中央銀行だけでもこの状態なのに、

各国の金融政策やGDP、期待インフレ率などと

次々に言われても、わけがわかりません。

けれども、それは一般の人なら当然のことでしょう。

 

ところが、この難しいファンダメンタルズが、

トレードに少し慣れてくると、

なんとなくわかったような気になってしまいます。

 

実は、これがトレーダーにありがちな「落とし穴」

なのです。

 

ファンダメンタルズはあくまで事象に対する「解釈」であるため、

正しい答えがあるわけではありませんし、

その事象が実際に経済の動きに影響を与え、

相場で結果が出るまでに

半年や1年といった時間がかかることもよくあります。

 

この「正しい答えがない」というのが危ない所で、

つなり慣れてくるとだれでも「自分なりの答え」が

出せるような気になってしまいがちなのです。

 

そのため、ファンダメンタルズの分析で出した予測には、

答えがない分だけ自分の「思惑」、

都合の良い解釈が反映されやすいので

注意が必要です。

 

むしろ、ファンダメンタルズでマーケットを判断するのは

とても難しいことであると考えている人のほうが、

実査のトレードでは失敗しにくいものです。

 

 

すこし余談ですが、

これは現在米国在住の為替市場では大御所といわれている方のお話ですが、

この方が銀行で為替部門を率いているときは、

新人のディーラーをまず徹底的に絞り上げたそうです。

 

名門大学を出た大の男が仕事場で泣いてしまうまで絞り上げるその理由とは、

自分の無知を自覚させ柔軟性を持たせるためであるとのことでした。

 

マーケットとは、

一寸先は闇、何が起こるかわからない世界です。

そのなかで、自分勝手な思い込みや、

状況に応じて柔軟になれない頭デッカチは

必ず大損して銀行に損失を与えてしまいます。

 

それを理屈ではなく身体で理解させることが一番大事だ、

とおっしゃっていたこの方の言葉を、

私たち個人投資家も肝に銘じておきたいものです。