動き出しのタイミングを見極める【レンジブレイク】

相場の7割はレンジ相場といわれますが、

レンジは必ずブレイクします。

 

永久に続くレンジもなければ、

永久に続くトレンドもありません。

マーケットは常に動いています。

 

レンジの範囲を超えて大きく動き始める

レンジブレイクの動き出して乗ることができれば、

大きな利益を取ることができます。

 

また、ブレイクした高値や安値は、

今度はサポートになりやすいため、

そこから大きく伸びることも期待されます。

 

しかし、ブレイクしたとおもったらすぐに戻される

ブルトラップ(上抜けのダマシ)や

ベアトラップ(下抜けのダマシ)も起こるので、

レンジブレイクでは慎重になる方も多いのではないでしょうか。

 

レンジブレイクではどのような場面、

どの時間軸のレンジかが重要になります。

長期の時間軸でトレンドが出ていながら、

短い時間軸でレンジになっている場合は、

長期の時間軸の方向にブレイクする確率が高くなります。

 

長期チャートではトレンド継続中に少し膠着した動きが、

短い時間軸で見るとレンジとなるからです。

だからこそ長期の時間軸と短期の時間軸を

組み合わせたトレーディングが大事になるのです。

 

移動平均線でも長期と短期の複数のラインを表示したように、

「大きな流れのなかで、いまどうなっているのか」

ということをトレーダーは常に意識しています。

 

しかし、日足以上の大きな時間軸でレンジになっていると、

相場の判断はグッと難しくなります。

日足レベルでレンジが継続すると、

上や下に壁があることになるので、

最初はレンジ内で逆張りもできますが、

市場参加者の多くがこうしたトレードをし始めると

レンジ幅がどんどん狭まります。

 

また、この動きにオプションや実需の動きも加わって

さらにレンジ幅が縮小する動きとなりがちです。

 

こうした状況になると、

時間軸を下げても取引がしにくく、

ヘッジファンドなどの

超高速電子取引のスピードに個人投資家は追いつけなくなります。

 

もちろん、個人投資家も自動売買ができますが、

プロのシステムとは根本的に違うので、

到底勝負にはなりません。

 

そのような中で利益を残していくには、

出来るだけ長期のトレンドが発生している時に、

利益を大きくしておかなければ、

長期的に生き残ることは難しいでしょう。

トレンド系テクニカル【ボリンジャーバンド】

移動平均線が設定自由であるがゆえに、

逆に判断に迷いやすいのではないかと不安に感じる人は、

世界中のトレーダーの誰もが同じ設定で使う

トレンド系のテクニカルを使う方法もあります。

 

このような場合であれば誰もが同じものを見て、

セオリー通りに同じように判断するため、

多くの人が同じサインでアクションする可能性が高くなり、

動きが強化されやすくなります。

 

その典型例は、ボリンジャーバンドです。

ボリンジャーバンドは、

米国人のジョン・ボリンジャーが開発したテクニカルで、

移動平均線を元に標準偏差の幅をバンド状に示します。

ボリンジャーバンドは通常21SMAを基準に

標準偏差を計算でバンド状に表示するものです。

 

ボリンジャーバンドも基準となるのは移動平均線なので、

基本的な見方は先ほどと同じです。

ボリンジャーバンドの中心線である21SMAの傾きと値が

上側か下側かで上昇か下降かを大まかに判断します。

 

外側の先は値動きの標準偏差を示し、

値動きが±1σの範囲に収まる確率が68.27%、

±2σでは95.45%、

±3σでは99.73%とされています。

 

つまり±3σを越える確率は0.27%

±2σを越えるのは4.5%なので、

このラインを越えたらイレギュラーであり、

戻る可能性が高いと考えられます。

このシグマの範囲も自分で4,5と大きくすることができますが、

大きくすればするほど、さらにそうした範囲まで

値動きが届く確率は少なくなっていきます。

 

トレンドの判断では、

バンドに沿って、ローソク足が上昇や下落を続けている

バンドウォークといわれる状態があるかどうかがポイントになります。

 

中心線が上か下に傾いていて、

トレンドが出てさらに値動きがバンドウォークしていれば、

バンドに沿った高値を買ったり安値を売ったりするのではなく、

中心線である移動平均線に近づいてくる押し目や

戻りを待って取引をするのがボリンジャーバンドのテクニックです。

 

ボリンジャーバンドは

世界中の人が同じ21SMAまたは20SMAを基準とするバンドを使い、

またエントリーのタイミングも決まっているので、

そうした場面では多くの人がポジションをつくることから、

大きく動きやすくなるのです。

 

市場参加者の多くが動くという時には、

そこに相場心理の影響が及ぼされている場合もあります。

また、大勢が使うテクニカルがあると、

その裏をかいてこの人達をカモにしようとする参加者も出てくるのが、

マーケットの怖い所です。

このような相場心理についても注意が必要です。

トレンド系テクニカル【移動平均線】

トレンドを判断する最も単純な方法が移動平均線です。

移動平均線はどのFX会社のチャートでも簡単にラインを引くことができます。

移動平均線(MOVING AVERAGE)はMAと略されますが、

他にも様々な種類があり、計算式も違います。

 

最もオーソドックスな平均線は、

単純移動平均線(SMA)、

すなわち単純(SIMPLE)移動平均線(MA)で、

これは一定期間の値動きの終値の平均を出したものです。

ですから、

現在地がこの過去の平均より上なら上昇しやすく、

下になれば下げやすくなります。

 

移動平均線にはSMAの他にEMA(指数平滑移動平均)

DMA(ずらした移動平均線)などがありますが、

基本的な見方は同じで、

現在値やローソク足が移動平均線の

上側にあるか下側にあるかで判断します。

 

トレンドは流れですから、

上昇が続けば値はずっと移動平均線の上側になりますし、

下げ続ければ下側にあり続けるようになります。

 

ただ、SMAとEMAやDMAは特徴を持たせているので、

使うにはそれぞれが何を示そうとしているのかを理解する必要があります。

 

理由や仕組みをわからずに使っていると、

判断が難しい場面で手も足も出なくなってしまいます。

また、こうした局面では大きく損を出しやすいので、

テクニカルの仕組みや理由を知って使うか、

判断に迷う場面ではこれらを一切使わずに

相場から離れて取引をしない方が良いかもしれません。

 

ここで何より重要な事は、

全ての場面にマッチするテクニカル分析は存在しない、

ということを理解しておくことなんですが、

 

移動平均線は自由に設定を変えられるため、

上手くいかない場合ついつい設定を変えて

そのときの自分が納得するような形にしてしまいがちです。

しかし、それでは意味がありません。

 

移動平均線の動きをよく知り、

その上で自分の求めるサインをどのように出させるかを

考えたほうが良いでしょう。

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